2018.06.11

2次T2回戦 多摩大目黒 vs 駒澤大学高等学校

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再び強豪・駒澤大高を撃破!多摩大目黒が初の8強

 6月10日、平成30年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選2次トーナメント2回戦で、東京都3部リーグ所属の多摩大目黒が同1部リーグで戦う駒澤大学高等学校を2-1で退け、2017年度全国選手権東京予選の2次予選2回戦に続き駒澤大学高等学校の全国大会出場を阻止した。

 雨が強くなる中、試合開始。序盤から互いに激しく球際で競り合う。拮抗した試合展開の中、流れをつかみはじめたのは多摩大目黒。セカンドボールを効果的に拾い、押し気味に試合を進める。シュートチャンスも何度かあるものの、得点には結びつけられない。駒澤大学高等学校もボール奪取からのカウンターで、相手ゴールに迫る。するとゴール正面のペナルティエリア手前で相手ファールからFKを獲得する。これを蹴るのは10番の江藤惇裕。右足でゴール左を狙うも、これを多摩大目黒GKの能嶋昭登がセーブし、前半は両者譲らず、0-0で折り返す。

 後半も同様、中盤から両者激しく球際で競り合い、ボールをうまく納めることが出来ない中、徐々に駒澤大学高等学校がボールをキープし始める。中盤での競り合いを制し、ボールをキープする時間が長くなり、シュートチャンスも作るが、得点には至らない。すると先に試合も終盤に差し掛かかり、先にスコアを動かしたのは多摩大目黒。後半28分、前がかりになっていた駒澤大学高等学校からボールを奪い、ロングボール。左サイドから前線の11番陸野泰勢が抜け出す。ドリブルで中央へ切り込み、ディフェンダーを1人かわし、右足一閃。多摩大目黒が先制に成功する。

 得点が必要になった駒澤大学高等学校は、積極的に選手を交代させ、点を奪いにかかる。しかし多摩大目黒も体を張った全員守備で得点を許さない。すると多摩大目黒が終盤に、意外な形から貴重な追加点をあげる。駒澤大学高等学校DFの裏へ蹴ったボールをチェースすると、相手DFとGKがお見合いし、処理を誤る。同40分これを逃さず13番秋山陸がシュート。一旦はポストに弾かれるも無人のゴールへ押し込み、ダメ押しの2点目を決める。しかし、駒澤大学高等学校も諦めず、GKを加え、ゴールを目指す。後半ロスタイム、駒澤大学高等学校はセットプレーのこぼれ球を小林慎治がミドルシュート。多摩大目黒のGKは触れるも防ぐことが出来ず、駒澤大学高等学校は土壇場で1点を返す。しかし反撃はここまでとなり、試合終了。2-1で多摩大目黒が勝利を収め2回戦を突破し、総体予選で初の8強入りを果たした。なお、多摩大目黒は16日の準々決勝で都立駒場と戦う。

(文・写真 園内俊昭)

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